RC造の施工経験を活かし、
ニーズが高まる中・大規模木造建築の施工に貢献

K. T.さん 中途 2016年入社
長谷萬 カスタムホームズ事業本部 工事部

経歴:前職ではRC造を経験。工事部に中途入社し、管理職に

HASEMANに入社した理由

前職はRC造の設計および施工管理を10年ほどやっておりましたが、年単位で現場常駐となることもあり、身体的に負担が大きい環境を変えたいと思い転職を決めました。
経験のない木造住宅をやりたいという想いもあったので、多彩な木造建築の扱いがあるHASEMANに魅力を感じ入社しました。

木造建築に活かせている前職の経験

RC造は基本的に全て分業制で、基礎工事だけでも、鉄筋、型枠、コンクリートの各業者さんに依頼を分担しますが、木造は基礎工事業者さんに一括でお任せするなど管理方法の違いがあります。
入社当初はこれら管理方法の違いに戸惑う部分もありましたが、前職の経験を応用することで対応することができました。
また、戸建て住宅で高さがある地下駐車場の基礎をつくる時など、RC造の知見が求められる案件もあり前職経験が活かせる場面も多いです。

HASEMANの特徴

HASEMANは高級住宅や別荘の案件が比較的多いですね。
戸建て住宅の場合、現場監督一人で複数件を同時に担当するのが一般的ですが、HASEMANの場合、扱う案件の規模や金額が大きく複雑な施工も多いので、複数件の同時進行は難しいです。その為、図面の解読から納まりまで一つの現場にしっかりと向き合うことができます。
同じ案件が無く、毎回なにかしら新しいことに対応していくため応用力が身に付きますし、成長が実感できる環境だと思います。
また、グループ内にプレカット工場があるので、ちょっと木材が欲しいといった時に即時調達ができたり、建材加工に関しても相談や判断がしやすいです。

施工管理を続ける楽しさ、難しさ

元々、学生時代は設計をやりたいと思っていたんです。
前職では設計から施工管理までをおこなっていましたが、現場をよく知らずに書いた図面が“嘘の絵“となってしまい、現場に迷惑を掛けてしまうことがありました。
設計図があっても結局それを納めるのは現場なので、現場を管理していく方が自身に向いていると感じ、施工管理としてやっていくと決めました。
「施工管理は15年やって一人前」と言われており、案件ごとに新しいことを学んでいくので大変な時もありますが、難しい施工ほど上手く納められた時は達成感を感じますし楽しいと思います。

印象的な仕事エピソード

栃木県の工場の施工が印象に残っています。
CLT※を初めて扱った案件で、1つの屋根材の重量が4トン程ある、大型の木質パネル材を用いた無柱空間の特殊構造で複雑な施工でした。
一歩間違えば、大型パネル材の落下など大事故も考えられる案件であったため、クレーン車で釣り上げる際の荷重や足場の組み方、ひとつひとつ角度が異なる屋根部分の設置方法など何度も仮設計画を重ねて、より安全で確実な施工方法を検討しました。
とにかく無事故で安全に終わらせることに必死だったので、引き渡しが完了した際は安堵しました。
※CLT:Cross Laminated Timber の略称で直交集成板のことです。挽き板を繊維方向が直交するように積層し接着した木質素材です。床・壁・屋根などの構造材のほか、家具などにも活用されています。強度の高い大きな板材で、世界中で木造の高層建築にも使われはじめています。

管理職になり変化したこと

管理職になる前と比べて、土日出社や残業はなるべく削減できるよう自分ベースに現場や業務を調整したり、スケジュール組むようになりました。

今後の目標

専門的な資格をいくつか取得しようと思っています。
ひとつは宅地建物取引士ですね。
あとは、電気関連の資格も仕事に活かせるので取得を考えています。

ある1日の流れ

  • 08:30

    スケジュール確認

  • 09:00

    現場巡回(直行する場合もあり)
    打合せ
    作業内容の確認
    指示出し
    安全確認

  • 12:00

    昼休み

  • 13:00

    帰社
    図面や工程表の作成
    事務作業

  • 17:30

    終業