新卒で配属された木材営業で培ったビジネスの基本スキル。
経営管理部で新しい事業の構築や仕組みづくりに挑戦する。

S. I.さん 新卒 2013年入社
長谷川萬治商店 経営管理部

経歴:新卒で入社し木材営業部に配属、2022年4月から経営管理部へ

HASEMANに入社した理由

 元々人見知りで話すのは苦手でした。ですが、話が上手で誰とでも仲良くなれる人を見て、それを目指したいと思い、会話力を磨けそうな営業という仕事を考えていました。
 また、大学時代に歴史を学んでいましたが、木材と人との繋がりはとても長く、この繋がりはこれからもずっと続くであろうと思い、木材を扱う営業の仕事があるHASEMANを志望しました。

入社後から現在までの経歴

 新卒で入社し、木材営業部門に配属されました。はじめの半年間は上司の営業同行と、資料作成や事務仕事などを覚えました。その後は新規のお客様の開拓をするにつれ段々と担当が増え、自身の実績や売上目標も増えていきました。2年ほど経て、自社工場の資材の仕入れ担当と外部法人のお客様への卸販売、仕入れ先や売り先の拡大、在庫管理や仕入れ時の交渉など幅広く任されるようになっていきました。
 営業の仕事を9年ほど担当した後に、経営管理部に異動しました。今は木材の供給体制に関するプロジェクトの推進がメインの業務です。営業以外の仕事を勉強してもらうと言われ異動を伝えられたときは、何をするのか想像ができなくて……。正直、営業を続けたい気持ちがありましたが、それ以外の経験も必要かもな、と考えていました。

木材営業の仕事について

 国内外から木材を仕入れ、法人のお客様へ卸販売するほか、自社工場のための資材の仕入れも行なっています。特に、ウッドショック※の時は仕入れが難航したため、新たな仕入先を拡大することが重要でした。
 他の業界についてはよくわからないのですが、木材は品質や機能を差別化しにくいため、商品力より人間力が大事だと思います。楽しく話し、正しい情報を伝え、関係性を構築していくための誠実さが必要とされます。

※ウッドショック:建築用木材の供給が需要に追いつかず、木材価格が世界的に急激に高騰した現象のことです。2021年春頃から、新型コロナウィルスやロシア情勢の影響、住宅の建築の需要増加などが原因で発生しました。

木材営業での面白さ・大変さ

 学生時代とは全く異なるタイプの方々と幅広く交流をする仕事に、始めのうちは上手く喋れないし、緊張で汗も止まらなくて……。でも最初は従来取引のある材木店さんの担当をさせてもらって、正直に「新人です。わからないので、いろいろ教えてください。」という姿勢で伺うと、みなさん優しくしてくださいました。その後、段々と慣れてきて、伝えたいことを自分の言葉で話せるようになると自信が付いていきました。
 木材業界は同業他社とのつながりが深く、仕入れに苦戦するときなどは協力し合います。他社の方々と交流しながら情報収集をして、正しく素早くお客様へ伝えるように意識していました。私からの情報を当てにしてくれるお客様もいて、そこがやりがいになっていました。社長さんから仕入れ担当者さんまで幅広い方と関わるのですが、情に厚くて尊敬できる方が多く、そういう方々と商売できるところは魅力です。

HASEMANの強み

 HASEMANはこのビジネスを100年前からやっているため、お客様のニーズに合った商材を仕入れる体制は整っています。
 HASEMANグループは木材販売だけでなく、建築や木製品販売など幅広く展開しています。「この建物、HASEMANだよね」という話が商売のきっかけになることがあります。『長谷川萬治商店』は、木材業界では長い歴史があるため、業界内でのネームバリューも実感します。

経営管理部の仕事について

 最初は会議資料を読み込むことから始め、会社全体の事業企画や数字、課題や対策などを学んだり、正しい契約書の作り方なども覚えました。
 現在のメイン業務であるプロジェクト推進は、今後またウッドショックのような木材の急激な需給変動があっても、中小企業にも製材や建材の安定供給ができる体制とシステムを構築する取り組みを行っています。

経営管理部での面白さ・大変さ

 木材の安定供給に関する社内外の体制整備やシステム構築については、未経験ながら機会をいただき、周囲の方のサポートを受けながら取り組んでいます。多くの人が関わるプロジェクトのため、さまざまなことを長期的に同時並行して進めるマルチタスクは、まだ慣れなくて苦労しています。
 それでも面白いと感じることは増えてきて、スキルアップは実感していますし、打ち合わせの時にデータ収集するだけでも結構大変ですが、「今の技術だとこんなこともできるのか!」っていう驚きもあってワクワクしますね。

今後の目標

 目標ですが、直近のものとしては今のプロジェクトを通して新しい知識や管理力を身に付けつつ、これを完遂させることです。
 数年後には、変化を続ける社会に後れを取ることなく、新しい事業や仕組みなどを構築できるビジネスパーソンになっていたいと思っています。

ある1日の流れ

  • 08:30

    出社・メールチェックなど
    車で移動

  • 10:00

    販売先や仕入れ先へ訪問

  • 12:00

    昼休み
    自社倉庫で在庫の検品

  • 17:00

    本社へ戻り事務作業を済ませる

  • 17:30

    終業

基本的には社外での営業活動がほとんどです。
日によっては営業先へ直行直帰することもあります。