木造建築施工の可能性を追求できる環境。
中・大規模木造建築の施工管理を担う面白さと醍醐味。

T.A.さん 中途 2017年入社
長谷萬 カスタムホームズ事業本部 工事部

経歴:前職ではRC造を経験。工事部に中途入社し、管理職に

HASEMANに入社した理由

 これまでは、木造中心の構造設計や、RC造中心の現場監督を経験してきました。前職の現場監督では、RC造を中心に7年ほど新築物件を担当していましたが、その会社の方針が変わり、新築や好きだった木造物件を扱わなくなりました。恩師から「木造から始まり、木造に戻る」という考えを教えられていたこともあり、やはり木造をやりたい、という想いで転職を決めました。そこで、新築の木造を扱っていて、中・大規模の木造建築にも挑戦できるHASEMANの求人が目に留まりました。

木造の施工管理に活かせている経験

 RC造は基本的に全て分業制です。例えば基礎工事だけでも、鉄筋、型枠、コンクリートの各業者さんに依頼を分担します。一方、木造は基礎工事業者さんに一括でお任せできます。
 HASEMANでは中・大規模の木造建築も多く、木造でも分業制になることもあるため、RC造の現場監督で培った経験が活きています。また、HASEMANでは木造とRC造を組み合わせた物件もあり、RC造の経験がない方にアドバイスができるというのも前職の経験があったからこそだと思います。

施工管理の面白さ・大変さ

 注文住宅だけでなく、誰もが知る設計士やスーパーゼネコンからの特殊構造など、普段はあまり手掛けることができない物件に巡り合うこともあります。特にHASEMANとしても力を入れている中・大規模の木造建築も多く、今までにないものを知ることができるのは、とても興味深く、新しい経験を積める楽しさがあります。
 ただ、特殊な建物は設計者のこだわりも強く、コストと工期への影響とは背中合わせです。そんな時は、現場の知恵をどんどん提案することで解決策を探ります。苦労と言えばそうかもしれませんが、完成した時の達成感は、現場監督の醍醐味です。

印象的な仕事

 国土交通大臣賞を受賞した日刊木材新聞社様の新社屋の仕事です。デザインにも特徴がある建物で、それなりに苦戦しましたが、完成後は専門誌にも取り上げられました。建築を志す多くの学生さんが、勉強のために見学する建物になったので、本当に良い建物ができた、と印象に残っています。

仕事の流れや他部署門との関わり

 管理職になりましたが、仕事の流れはあまり変わっていません。心持ちとしては、より周囲への気配りは意識しています。
 他部門との関わりは、営業部門には使用する材料の確認など、お客様との窓口になってもらいますし、積算部門には費用の調整、設計部門には図面についてなど、やりとりしています。工事の始まりから完成後の引き渡しまで、どの部署とも綿密に関りが出てきます。

仕事をするうえで心がけていること

 第一に心がけているのは分かりやすい指示出しです。内容によって指示書を色分けし、誰が見ても分かりやすい資料の作成を意識しています。それをやることによって現場に出向く必要もなくなり効率が上がります。

一人前になるまで

 一人前になったと思えるまでに10年ほどは掛かったと思います。施工図を自分で描いて、工程表も打ち合わせながら作っていきますが、想定通りにはいかないことも多々あります。そのときは都度、調整をしていくのですが、経験がモノをいうところがあります。
 工事に関わる人たちとの接し方ひとつでお互いの働きやすさが変わるため、自分に合ったやり方を見つけるまでは時間が掛かると思います。
 最初の頃は負けず嫌いで(笑)。悔しい思いをしても、くじけない心で続けてきました。

今後の目標

 一級建築士の資格取得を目標としています。
 会社としては、中・大規模の木造建築にどんどん対応していくという流れがあるため、施工図の書き方やRC造管理の応用など、私の経験を活かし、それに対応できる人材も育てていきたいと思っています。

ある1日の流れ

  • 08:30

    出社・メールチェックなど

  • 09:30

    現場へ移動
    工事の進捗確認・指示出し

  • 12:00

    昼休み

  • 13:00

    本社へ戻る
    施工図・工程表の作成
    発注書の作成

  • 17:30

    終業

現場が遠い場合は、直行直帰することもあります。